最近、家の猫ちゃんの毛繕いが多い気がするのよね〜
猫の毛繕いにも感情によるものなど種類がありますが、過剰な毛繕いは何か病気のサインかもしれませんよ!
えっ!?そうなんですか!
はい、例えば脱毛症になっていたり、何か皮膚病になっている可能性も考えられるので、注意深くみてあげてください!
なぜ毛繕いをするの?
猫が毛繕いをする仕草には以下の様なさまざまな理由があります。
①_清潔を保つため
猫が毛繕いをする主な理由の一つとして、体を清潔に保つことがあげられます。
毛繕いによって被毛に付着した汚れや食べかす、寄生虫を取り除き、健康を維持します。
また、毛繕いは体全体を洗浄する行為であるため、自分の被毛を常に清潔にすることで、猫は衛生面の問題を予防しているのです。
②_体温調節
毛繕いを行う理由として体温調節を目的とした毛繕いがあります。
毛繕いによって被毛を整え、空気の流れを調節することで、体温の維持に役立ちます。
特に暑い季節には、毛繕いで塗布された唾液が蒸発し、その冷却効果によって体温を下げる助けにもなります。
このように、毛繕いは猫にとって快適な体温を保つための方法でもあるのです。
③_リラックスとストレス解消
猫が毛繕いをすることで得られるリラックス効果は、ストレスや興奮を和らげるための重要な手段です。
毛繕いは、猫にとって心地よい行動であり、リズミカルな動作が安心感をもたらします。
特に緊張や不安を感じているときに毛繕いを行うことで、猫は心の自己調整を行い、落ち着きを取り戻します。
結果として、猫はストレスを軽減し、より穏やかな状態で過ごすことができます。
一例ですが、ジャンプを失敗してしまった愛猫が毛繕いをしがちなのは、上記の説明同様、動揺や緊張をほぐす為の行動言われています。
④_社会的なコミュニケーション
猫同士の毛繕い(アログルーミング)は、社会的な絆を強化するための重要かつ自然な行動です。
猫が互いに毛繕いを行うことで、信頼関係が深まり、グループ内の絆が強化されると言われています。
この行動は、共同生活を送る猫たちが互いの体臭を確認し合い、親密さを高める手助けとなります。
また、毛繕いを通じて猫同士の緊張を和らげ、平和な関係を築くためのコミュニケーション手段でもあります。
⑤_フェロモンの分布
自分のフェロモンを体全体に広げるための毛繕いです。
毛繕いの際に顔や体から分泌されるフェロモンは、猫の匂いを周囲に広めることで、安心感と自分のテリトリーと思える場所を確立しているのです。
これにより、猫は自身の存在を周囲に示し、心理的な安定を得ることができます。自分の匂いを身にまとうことで、猫はリラックスし、周囲の環境に対する安心感を高めています。
毛繕いの頻度を確認してみましょう
猫は起きている間の約24%も毛繕いに時間を使っていると言われています。
起きている時間が10時間程度と言われていますので、約2.5時間も手や体を舐めたり、顔を拭いているということになります。
そんな猫ですが、毛繕いが多い場合に見られる様子として下記の様な場合が見受けられます。
以下の症状が見られた場合は獣医師の方に見てもらっても良いかもしれません。
- 毛繕いが終わったばかりなのに再度長時間の毛繕いを始める
- 体全体を手入れしているわけではなく、毎回一部分ばかりを舐め続ける
- 爪が長く無いのに頭や耳など、爪で掻いた部分から出血が見られる
毛繕いが多い原因
①_ストレス
猫はのんびりしている様ですが繊細な生き物ですので、ちょっとした環境の変化にも敏感ストレスを感じてしまう子もいます。
その様な環境の変化などのストレスから見られる行動・症状として、執拗な毛繕いによる脱毛や掻きすぎによる出血などの症状が見られます。
中には自傷行為が無いのに脱毛してしまうケースもあります。
この様な場合は放って置かずに一度獣医師の方に相談するか、ストレスの原因が分かる場合には落ち着ける環境を整えてあげましょう。
②_皮膚病
皮膚病の原因として特定の食材に対するアレルギー反応により、猫の皮膚が炎症を起こし、かゆみが発生することがあります。
特に、穀物や食物のタンパク質(鶏肉、牛肉など)が原因となる場合が多く、アレルギーを引き起こすことで猫は過剰に毛繕いを行うようになります。
また、フケが大量に見られる場合は皮膚が乾燥している事や、栄養不足が考えられます
特に脂質が不足していると、皮膚が乾燥しやすくなり、フケが発生しやすくなります。フケが多く出る場合も、猫は不快感を感じ、頻繁に毛繕いを行うようになります。
上記の症状は過剰な毛繕いをしている様子などでも判断できますが、皮膚に炎症や発疹が見られることもあります。
その場合は獣医師の方に相談してみましょう。
③_ノミが付着している
猫が頻繁に毛繕いを行う原因の一つに、ノミの付着があります。ノミは猫の皮膚に寄生し、血を吸う際に強いかゆみや不快感を引き起こします。
このかゆみを和らげようと、猫は過度に毛繕いを繰り返すようになります。
ノミの唾液は猫にアレルギー反応を起こすこともあり、皮膚の炎症や脱毛、さらには皮膚の感染症に繋がることもあります。
ノミの付着は外に出る猫だけでなく、室内飼いの猫にも起こる可能性もあります。
ノミを他のペットや人間が外から持ち込んでしまい、見逃すと大量に繁殖することがあります。
猫がしきりに毛繕いをしたり、皮膚に赤みやかさぶたが見られる場合は、早急にノミ駆除を行い、獣医師に相談することが重要です。
皮膚病にならない為の対策
①_ブラッシング
定期的なブラッシングは、猫の皮膚病を予防するために非常に効果的なケアの一つです。
ブラッシングを行うことで、被毛に絡んだ汚れや抜け毛を取り除き、毛玉の形成を防ぐことができます。
毛玉ができると、空気の循環が悪くなり、蒸れて皮膚病の原因となることがあります。
さらに、ブラッシングを行うことで皮膚の血行が促進され、健康な皮膚を維持するのに役立ちます。
血行が良くなることで皮膚に栄養が行き渡り、乾燥やフケを防ぎ、皮膚のバリア機能が強化されます。
ブラッシングには猫をリラックスさせたり、ストレス軽減など、さまざまなメリットがありますので是非率先してブラッシングを行ってあげましょう。
実際に猫丸も使用しているおすすめブラシです。
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※⬆️ごっそり毛は取れますがやりすぎると毛が一部薄くなるので注意しましょう!
※⬆️コームで毛を撫でてあげるとびっくりするくらいさらふわになります。
シャンプー後に乾かしながら使うと効果は絶大でした。
②_シャンプーをする
定期的なシャンプーは、猫の皮膚病を予防するための効果的です。
シャンプーを行うことで、被毛や皮膚に付着した汚れや皮脂、アレルゲンを取り除ける為、清潔な状態を保ってあげることができます。
特に外に出る猫や長毛種は、汚れや皮脂が溜まりやすく、皮膚病のリスクが高まるため、シャンプーが効果的です。
ただし、猫はもともと皮脂分泌が少なく、シャンプーをしすぎると皮膚が乾燥して逆に皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。そのため、猫専用の低刺激シャンプーを使用し、長毛種は1〜2ヶ月に1回程度、短毛種の場合は半年に1回程度を目安にシャンプーしてあげましょう。
シャンプー後はしっかりと乾かすことで、湿気による皮膚病の予防にもなります。
愛猫がシャワーやシャンプー、ドライアーなどを極端に嫌がる場合は、逆にストレスをかけてしまう為、猫用のシャンプータオルで定期的に拭いてあげましょう。
実際に猫丸も使用しているおすすめシャンプーです。
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上記は長毛種用ですが、泡切れも早く匂いも強く無いのでおすすめできます。
保湿効果がある為、乾燥肌の猫にもお勧めできます。
③_フードを変えてみる
猫の皮膚病は、フードが原因となるアレルギーや栄養不足で引き起こされることがあります。
特定の食材にアレルギー反応を示す猫の場合、皮膚が炎症を起こし、かゆみやフケが生じることがあります。
このため、フードを変更することで皮膚病の予防や改善が期待できます。
アレルギーが疑われる場合は、獣医師に相談し、アレルゲンとなる成分を含まないフードや、アレルギー対策用の療法食に切り替えるのが効果的です。
また、良質なタンパク質や脂質を含んだフードにすることで、猫の皮膚と被毛の健康を維持しやすくなります。
特にオメガ3脂肪酸やビタミンEを含むフードは、皮膚のバリア機能を強化し、皮膚病のリスクを減らすのに役立ちます。
愛猫の好みや体調を見ながら食事を変更してみるのも良いかもしれません。
Amazonと楽天の両方でレビューの高いフードです。
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まとめ
猫の毛繕いが多くなったときに考えられる症状や予防方法についてお話させていただきました。
愛猫の日々の毛繕いも実は愛猫からの「ヘルプ」かもしれません。
だからこそ、普段からしっかりと様子を観察することが大切だと思います。
毛繕いがいつもより増えていたり、毛が抜けていたり、皮膚が赤くなっている場合は、何かトラブルが起きている可能性があるので、早めに獣医さんに相談しましょう。
また、病気の予防には、ブラッシングやシャンプー、そしてバランスの取れたフードが大事です。
これらを取り入れて、愛猫の皮膚や被毛を健康に保つことで、快適な生活をサポートしてあげられます。
特にストレスを感じやすい猫には、普段より少し気を配るだけで安心感を与えられるはずです。
猫の健康は日々のケアと観察が肝心なので、こまめにチェックしてあげることで良いキャットライフを送れることでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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